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1.(1)〜(4):「紹介」 | 2.(5)〜(11):「溜息」 |
3.(12)〜(17):「孤独」 | 4.(18)〜(19):「圭子」 | 5.(20)〜(23):「照實」 |
6.(24)〜(31):「作品」 |
連載:ワシントン・ポスト/2004 Part Y | |
引用元 URL → http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A31175-2004Oct13.html → http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A31175-2004Oct13_2.html |
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元々の文章が結構長いので、読み易いようにと僕が勝手に6つのパートに区切ってみました。 即ち、元々はこういう区切り方をされていない、ということにご注意ください。 あくまで、翻訳者による区切りです。 見易いように各段落に番号を振り、区切りごとに色を変えてみました。 逆効果になっていないことを祈ります。 Part Y 6.(24)〜(31):「作品」 少女時代をあとにして大人への“脱出”を図った日本のポップスター ショーン・ダリィ ワシントンポスト・スタッフ・ライター |
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投稿者:i_投稿日:4/21(木) 23:13 | |
(24)(ウタダは、「エキソドス」の製作についての質問を向けられると、途端に晴れやかな表情になった。彼女は、ティンバランドに心底魅了されていた。彼女が言うには、最初はお互いに、やりづらいかもしれない、と思ったらしいのだけれども。 (25)「彼にこう言ったの、『私は自分の音楽を書かなきゃいけないの』って。」そうウタダは話す。「そしたら彼はこんな感じ。『それはどうゆうことなんや? ワシにも自分なりの音楽のやり方っちゅーのが、あるんやでぇ。』 そうなると私も『私にも私なりの音楽への取り組み方っていうのがあるんだから!』って。(笑) まぁただ単に、お互いのことを知っていかなきゃならなかったってだけなんだけどね。」 (26)ティンバランドは、そこから(好きなのを)選べるようにと、ループとビートのセットをウタダに託した。(「私はまるで駄菓子屋の前の子供のようだった!」と彼女は言う) そしてウタダは、ホテル・ルームに戻り―― またもや、いつものようにひとりで ―― そこに歌詞とメロディを乗せたのだった。 (27)二人のベストのコラボレーションは、クラブに衝撃を与えるだろう“レット・ミー・ギヴ・ユー・マイ・ラヴ”だ。そこでは、ウタダが「遺伝子の塊を混ぜ合わせ」て「この部屋を坩堝に」変えようと歌っている。 (28)「エキソドス」が日本で9月8日にリリースされたとき、長年彼女を崇拝してきた人たちの中には、この“ニュー・ヒッキー”をどう判断したものなのか確信が持てなかった人もいたようだ。「たくさんの日本のファンのみんなが、そういう歌詞の日本語訳を読んだ途端に「うわぁっ!」って。(笑)」 (29)ウタダは、日本の支持者たちが、この英詩アルバムを「身売りだ」と見なすことを恐れていた。「心配で心配で仕方なかったんだけど、今んとこそういうリアクションは貰ってないんだ。・・・いやホントだってば。(笑)」彼女はそう言って、「エキソドス」が日本で既に50万枚を売り上げていることを教えてくれた。 (30)さて、ここからしばらく、ウタダは待つことになるだろう。そして考える。もう少し考える。「もし、音楽にうんざりすることになったら、自分は大学に戻るんだろうなって思ってる。」、そうウタダは言う。 しかし彼女は、その舌の根も乾かないうちにくすくす笑いながらこうも言ったのだった。「ブリトニー・スピアーズのプロデュースもやってみたいかな。(笑) ちょっと本気。(笑)」 (31)漸く、今日初めてウタダがやっと21歳のポップスターに見えた。 |
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訳者後記:i_ まず、訳者がもたもたもたもたしていたため、初出から半年たっての訳出になってしまったことをお詫び致します。m(_ _)m この記事を読みたくても読めなかった方々には、申し訳ないことをしました。まだ読んでくれていたら、いいのですけどね。後悔頻りです。 さて、それだけ遅れたのだから、翻訳作業だけでなく、極一部で期待されているという(笑)、訳者後記を、いつにも増して充実したもの(かどうかの判断は読んだ人のすることですけどね(笑))にしてみました。殆どの人には単なるお目汚しでしょうが、いいんです、期待してくれてるほんの少数の人たちが読んでいてくれるのなら。とはいえ、いつにもまして長いので(汗)、連載投稿することにしました。 今回は、「翻訳についての後記」と「内容についての後記」を分けました。ところどころどっちつかずな文章も含まれてるかと思いますが、厳密に分けたわけではなく、なんとな〜く分けただけなので、そのつもりでお読みいただければ幸いです。では、どうぞ。 ***** 翻訳について: 各段落毎にいろいろと細かいことから大雑把なことまで指摘していきましょう。僕の誤訳への指摘の助けになるように、また、中高生の皆さんの英語の勉強にマイナスにならないように、書いたつもりです。書いてないことは意図していない、と考えて下すって差し支えないように、微に入り細を穿つ文章になっていますので、多少(か?(汗))くどいのもまた、ご容赦くださいませ。m(_ _)m 一段落ずつ虱潰しにいきます. |
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(24) Utada lightens up when asked about making Exodus. She has real affection for Timbaland, even though she says the @ two artists were a little stubborn at first. |
(24)〜(27)までの解説文 @ the two artists were a little stubborn at first、直訳気味にすると「その二人のアーティストは最初、いささか我を押し通そうとしすぎた」くらいになります。ちょっと跳躍(超訳)してみました。たまにはいいだろん♪<何キャラ?(笑) ★ 「ループ」も「ビート」もリズムのパターンのことです。それを組み合わせながら楽曲の骨組みを象(かたど)っていき、あとからメロディと歌詩を載せて作曲した、ということです。 |
(25) I told him, 'I have to write my own stuff,' Utada says. And he was like, 'What do you mean? I have my own way of doing stuff.' And I was like, 'I have my own way of doing stuff, too.' It was just a matter of getting to know each other. |
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(26) Timbaland provided Utada an assortment of loops and beats to choose from. (I was like a kid in a candy store, she says.) And back in her hotel room -- alone again, naturally -- she added lyrics and melodies. |
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(27) Their best collaboration is the club thumper Let Me Give You My Love, on which Utada sings of mixing gene pools and turning this room into a melting pot. |
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(28) When Exodus was released in Japan on Sept. 8, some of her longtime admirers weren't sure what to @ make of the new Hikki. A lot of my Japanese fans, when they read the Japanese translation of these lyrics -- they were like 'Whoa!' |
(28)〜(31)までの解説文 @ make (it) of ...で、「...をitと解釈する」という意味になります。ここでは、「新しいHikkiをどう解釈したらいいのかわからなかった」ということですね。 A 実は“For now, Utada will wait. And think. And think some more.”という文章、さっぱりわからないです。(汗) will waitと未来形になっていますが、「待機」ということでしょうか? For nowというのは、「ここから数十秒」なのか「ここから数週間/数ヶ月」というタームなのか、どっちなんでしょう? 見当もつきません。「ここから数十秒」なのであれば、この取材中にしばし黙り込んだ、という意味なんでしょうから、そのあとのAnd think. And think some more.というのは、黙り込んで考えた、ということになって話は通じますけど。更にその直後彼女のセリフがI think...と始まるので都合thinkが三つ繋がってるんですよね。なんかわざとっぽいんですが、意図が見えません。こんな訳者でごめんなさい。m(_ _)m 後半に従って解説が少なくなっていますが、これはもともとの文章からして、後半難易度が下がるためです。決して僕が途中で書くのが面倒になったからではありませんのでご心配なく。(*^_^*) |
(29) Utada feared that an English-language album would be perceived by Japanese worshipers as a sellout. I was worried about that, but I really haven't gotten that sort of reaction yet, she says, adding that Exodus has already sold half a million copies in Japan. |
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(30) A For now, Utada will wait. And think. And think some more. I think I'm going to go back to the university when I get sick of music, she says. But almost in the same breath, she lets out a giggle and says, I would really like to produce for Britney Spears. |
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(31) And for the first time today, Utada finally sounds like a 21-year-old pop star. |
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内容について: +++++ 6.(24)〜(31):「作品」 さて、最後に「エキソドス」の話に漸く到達です。・・・が、内容的には、他で触れられたことが殆どなので、改めてつける注釈は特には思い当たりません・・・。ひとつだけ。And back in her hotel room -- alone again, naturally -- she added lyrics and melodies.という一節が出てくるんですが、このalone again, naturallyって、ギルバート・オサリヴァン(Gilbert O'Sullivan)の“アローン・アゲイン”と引っ掛けてるのかな? ・・・Hikkiと関係ないですよね〜この曲の歌詩に関しても。単に、彼女のsolitary nature(生来の孤独なタチ)が、自然にまた彼女を孤独に導いた、というニュアンスのための表現なんでしょか? ・・・・・・勘繰るのもいいかげんにしておこうかな。(苦笑) |
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+++ 全体を通して +++ 今まで訳してきた新聞雑誌記事の中で、内容が一番網羅的な記事でした。つまり、もし数年後に、「当時UtaDAはアメリカでどんな取り上げられ方をしていたのだ?」という疑問が湧いた時に何かひとつティピカルな例として挙げて説明するなら、このワシントン・ポスト紙を差し出すのが、よい方法のひとつとなるでしょうね。ルックスと音楽性のギャップ、日本での神話レベルの知名度、音楽の好み、音楽一家の家族構成、米国市場に対する悩み、ティンバランドとのコラボ、…元々の取材ソースが同一なのか、それともアーティスト側が質問と回答を固定しているのか、他で見られた文章と非常に類似したものも散見されていますが、この記事を「総集編」的位置付けで捉えるなら、それは非常に有益・効率的な事実だと思います。全体的に言い回しがくどいのは、翻訳が至らない所為もあるとはいえ、かなりの割合で原文が実際にクドクドしている、ということです。字数に余裕があるんでしょうかはたまた逆に字数が足りないから婉曲的な表現を多用して読者の解釈能力に委ねているんでしょうかちょっと量りかねましたが、何れにせよわかりにくいことには変わりない。(汗) もっと素直に文章を綴ってくれてもいいのに、と度々思いました。伝えたいことが精微だから言い方も精微になってる、ということでしたら、そこまで汲み取り切れなかった訳者の責任になっちゃうんですけどね。(^_^ゞ そして、インタビューの内容が、他の記事に比べて一番踏み込んだものになっていそうな気がします。注射がどうのとか、雨の日に歩いてたことだとか、かなりリラックスした状態でないと訊き出せないようなことを…インタビューアの手腕がよいのでしょうか、それとも、他では字数の都合上取り上げ切れなかったような会話が、ここでは取り上げることが出来たというだけでしょうか。いずれにせよナマの声がきけて嬉しいインタビューになっていますね。これを読んで引いちゃう人が多発しないことを祈りたいですが。(笑) 僕自身はまたしても親近感が増して(逆かな〜。彼女に近づきたい一心が程度を越し始めているだけなのかも(汗))、ますます嬉しくなってるんですけどー。あとはもずくが好きな理由を知りたい。(謎含笑)<記事とカンケーないよソレ(^∇^; 以上で、連載を終わりま〜す。 長々と失礼致しましたっ。 ++++++++++ 最後に一つ、重要なつけたしがっ! 「その1」で『最初のリンクが最早既に遥か彼方みたい』と書きましたが、大嘘でした!ごめんなさい、ちゃんと元記事はWEBで参照できます。↓ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A31175-2004Oct13.html http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A31175-2004Oct13_2.html (わらがい父ちゃんとこに張ってあるのを発見致しました。thanx to 宇多田合衆国大統領!(笑)) (で、記事の日付はURLを見ると2004/10/13、文章内では10/14ということみたいです。どっちなんでしょう。わかりません。) ++++++++++ |
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