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UTADA UNITED 2006  さいたまスーパーアリーナ2日目 8月18日(FRI)  Special Thanks !!! Hironさん


新潟公演の時から喉の不調を心配する声があったHikki。
さいたま2日目の彼女は、おそらく今までに無いくらい不調だったと思われます。
それでも最後までこの夜会場に集まった1万8千人の想いを、
Hikkiはしっかり受け止めていた事をまず報告します。

開演約20分遅れでショーが始まりました。
場内が暗転。観客達は息を呑み、ステージを見つめます。
やがて現れるHikkiに一際大きな歓声が挙がりました。
私としてもリアルでHikkiに会うのは2年振りのこと。夢にまで見た瞬間でした。

ところが歌い始めてすぐ気付きました。いつものHikkiではないんです。
前述したように数公演前からHikkiの喉が不調であった事は知っていました。
今月12日に行われたテトリス大会でのHikkiのトークの声がかすれ切っていたのも
知っていました。
けれど実際この耳で聴くまで、ここまで喉を痛めていたとは思いもしませんでした。


歌の高音域の部分だけではなく、MCも辛そうでした。
何度か公演に足を運んでいる方によれば今回のMCは時間が最短だったという事でし
た。

実に6年振りとなる全国ツアーを控えたHikkiの意気込みは、かなりのものでした。
人前でのパフォーマンスは苦手だと自覚していたHikkiでしたが、
NYでのショーケースライブを機にその楽しさと魅力を知り、
ステージの上で自分がどうあるべきかが見えてきた時期なんだと思う。

”よし、やってやろうじゃん!”
テンションも出来て意気揚々と始まったUTADA UNITED 2006。
前半の地方公演では、回を重ねる毎に拍車が掛かっていった事だろう。
いつでもついつい全力投球してしまう性分と、重なる疲労をも自覚しながら、、、。



そうして迎えたさいたま公演。
Hikkiは一体どんな気持ちでステージに立ったのか考えると、ちょっと怖くなってき
ます。
約1万8千人もの人を収容出来るというさいたまスーパーアリーナ。
大き過ぎる。客席は、Hikkiの目に闇と映ったかもしれない。
近い席の人にも遠い席の人にも同じように自分の歌を、想いを届けたい。
その一心で力を放出し続けたのが、さいたまでの彼女だったように見えた。
酷使してきた喉は追い込めば声が出て来るというものでもなく、ともすれば誰にでも

分かる程の苦悶の表情を浮かべるHikki。
インナー・イヤフォンの故障というアクシデントを差し引いても、
本当に辛い状況下での公演だったと思います。

宇多田ヒカルという人が背負ってしまった看板というものは、一体どれ程の重さなん
でしょうね、、、。

ただ、あの時のUtaDAの3曲は代々木のそれとは比べ物にならない一種異様な迫力が
あって、
終始ぞくぞく鳥肌が立っていました。
怒っているのか呪っているのか。
黒い衣装を纏い無に帰ったような遠い目でシャウトするその姿に惹き込まれました。


鬼気迫るあの歌い方は、この先もう見られないかもしれません。

突然Hikkiは「2分間だけ待って」と言って消えてしまいました。
しばらく騒然とする場内でしたが、
やがて戻って来たHikkiはまるで今までのが演技だったかのような復活振りで歌い続
けました。
あの時突然消えた真相は未だ分かりませんが、
直前にHikkiは音響さんにインナーイヤフォンの不調を訴えていたとの事で、
あの間、イヤフォン調整をしていたのではないかという事でした。

MCで印象的だったのは、8月16日のメッセ「お金持ち3」で、
Hikkiがくまちゃんと会話したのと同じような話をした事でした。
”自分を見失っちゃうような事もあるけれど、感謝の気持ちを持ち続けたい”
”今ここに皆がいてくれる事、そして私にパワーを送ってくれている事にありがと
う!”
”それから今、私を応援してくれている自分自身にもありがとうを言おう!”
不正確ですいません、けれどこんな内容の事を言っていたと思います。
何かきっと自分の中で葛藤があったんだろうな。
泣きそうになっていたHikkiに「頑張れ」の代わりに「ありがとう!!」を叫んでい
ました。

数々の不満の声が聞かれたこの公演でしたが、
一番その事を心に刻み付けたのは他の誰でもなくHikki自身でしょう。
この間に更新された”無言のメッセ”は一体何人の心に届いたのでしょうか。

Hikkiがライブというものに思い悩んでいたであろう時期に、
私達もまたファンとしてどうあるべきかを考えさせられました。
こればかりはこうあるべきという一つの確立した意見を出す事は出来ないのですが、


ひとつ言えるのは一方通行じゃいけないんだっていうことかな。

─みんなが待っていた、宇多田ヒカル。
 そしてみんなを待っていた、宇多田ヒカル。


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