Message from Utada Hikaru/Utada
Official Site u3 musicに掲載されているHikkiからのメッセージを元に、英文和訳&和文英訳したものです。
2/18 (fri) 14:53 『 A very belated... 』
メッセージは → こちら
随分と遅れちゃったけど、、、

「直訳」    投稿者:i_ 投稿日: 2月18日 18:00


ハッピー・バレンタインズ・デイ!


・・・といってもこれまでバレンタインを重要視したことなんてなかったんだけど。でも、今年は私の夫が赤いバラと一箱のチョコレートをくれたんだ ――― とっても懐かしくて甘い味でした。もしかしたら、バレンタインの日にこういうまともなプレゼントを貰った初めての経験なのかもしれない。


おっとっと! これじゃまるで私が普通の女の子じゃないみたい・・・。ちょっと説明させて!


アメリカでは普通、男の子が女の子にお花とかチョコとかをあげるのが習慣だよね? 面白いことに、日本ではそれが全く真逆なの。(日本の)女の子は、ありとあらゆるものを用意します。手作りのクッキーやチョコレート、手編みのセーターまで! それで、もし彼女が誰かに恋をしているのであれば、バレンタインこそがそのことを彼に告白するまさにその日なの!


バレンタインデイってのは(日本の女の子たちにとって)特別な日なのね。っていうのも、(日本の)女の子たちはシャイだから自分から歩み寄って男の子に告白するだなんて思われてなくって。女の子たちは男の子たち(の告白)を待つものだ、っていう考え方なの。ところが、明らかに時代は移り変わっていて、今では、恋をしたら一年のうちのどの日にでも女の子の方から大胆にその気持ちを表すのも全然OKになってる。実際、(日本での)性別によるそういった区別っていうのは、かなり揺らいでるみたいで・・・男の子の方がちょっと内気になってきてるくらい。(ごめん、男の子たち。でもホントでしょ?(笑))


ところで、、、ここのところ私が何をしてたかって話をしようかな? 最近はショウケースのリハーサルをしてました。もう毎日楽しくって! うちのバンドは突然80年代のヒットメドレー・ジャム・セッション(※1)なんかを始めたりするんです。(いやいや、みなさん、これはショウの一部にはなりませんぞ!) んでも私は、そういう昔の曲とかを知らなくってすっかりヤキモチ焼いちゃってさ。もし知ってたら30代の彼らとジャムれたのになぁ、って。だから、今度はちゃんと(そういう時代の曲を)覚えていくつもり。次こそは!です。


ちょうどもう一週間後には現実のものになるんだなあ。音もどんどんよくなってるし、ビジュアル面も(これも音楽と密接な関係があるわけです)カタチになりつつあるんだよね。何人かのとてもクールなクリエイター達に恵まれたので(私の夫もこのチームの一員なんですが)、私はもうすでに、これがとんでもなくイイ感じになるって確信しています。


あら、まだ1時にすらなってないのに(※2)もうこんなに眠くなっちゃったわ。私は本とともに、すぐさま眠りにつくことにします。今、塩についての本を読んでるの。すんごい面白いんだ、塩の歴史って、、、読み始めたら止まらなくなるよこの本は!(読めって言ってるわけじゃ、ないわよ?(笑))

私の読書のリストを見たいって興味を持ってくれてるんなら、教えてね。う〜ん、といっても、塩の本ばっかりじゃないぞ。(笑)

おやすみ。



※0 今回のメッセの前半は「日本以外の国の人たちに、日本のバレンタインデーを説明する」ということで書いたみたいですね。そのつもりで読めばわかりやすいかと思います。
※1 ジャム・セッションってのは、自然な感じで演奏を始める、みたいなニュアンスです。楽譜通りとかじゃなくって、ね。
※2 投稿時刻の2月18日14時53分は、日本時間。ニューヨークでは2月18日の0時53分(2月17日の24時53分)です。


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